ABC理論とは?

「〜すべき」といったすべき思考で生活をしていませんか?
このままでは、自身を苦しめている解釈をしてしまっているため、辛い結果ばかりになってしまっています。

ABC理論とは、「Activating events」「Belief」「Consequences」の頭文字をとった造語で、人間はA→B→Cの順番で物事を解釈するという論理療法のひとつです。

A「出来事」
B「捉え方・思考・信念」
C「結果・感情・行動」

人間は、同じ「A(出来事)」が起こっても「B(捉え方)」の違いで「C(結果)」が変わるという理論です。
つまり、人間は出来事によって感情が決まるのではなく、出来事の捉え方次第で感情が決まっているということになります。

例えば、テスト点数が90点を目指していたが、結果は「70点」でした。
このような場合、どのように解釈したらいいでしょうか。

  • 信念「90点でなければならない」
    →結果「落ち込む」
  • 信念「緊張もあるしミスはあるものだ」
    結果「しっかり復習をして次回に活かす」

前者の場合、信念が「〜ではなければならない!」という固定観念を持っていれば、70点の点数で苦しい感情が湧き上がってくるため、問題に向き合う心理状態にはなりにくいでしょう。
後者の場合、「誰だって緊張する。完璧な人間はいない」という信念であれば、次回はミスしないように対策を練るようになります。

何か出来事に直面したときに芽生える”感情”は、その”出来事自体”が生み出すというよりも、”自分自身の受け止め方”が引き起こすというものです。
出来事はコントロールしずらいですが、受け止め方さえ変えることができれば、メンタルへの負担は軽減されます。
望ましい状況へ向かうためにはまず、「自分自身の受け止め方を理解し、改善していく」ことがポイントになります。

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