今年秋は日本で初めての女性総理大臣が誕生しましたが、日本ではまだまだ世界と比較すると女性管理職が少ないのが現状です。
世界の順位は146か国中125位という低い順位となっています。
しかしながら、少しずつ上昇している傾向にあり女性管理職は他女性社員のロールモデルとなることが求められています。
管理職に求められる役割を認識し、責務をしっかり果たす必要があります。
管理職に必要なスキルとしては次のものがあげられます。
1. 人を動かす力(ヒューマンスキル)
管理職の中核となるスキルです。
- コミュニケーション能力:部下・上司・他部署との円滑な意思疎通。聞く力・伝える力が重要。
- リーダーシップ:方向性を示し、チームをまとめ、モチベーションを高める力。
- コーチング/メンタリング:部下の成長を支援し、自律的に動ける人材を育成する。
- コンフリクトマネジメント(対立の調整):意見の衝突を建設的に解決する力。
- 評価・フィードバック力:公正で納得感のある評価を行い、適切にフィードバックする。
2. 業務を動かす力(マネジメントスキル)
チームや組織の成果を出すために不可欠なスキル群です。
- 目標設定と進捗管理:SMARTな目標を立て、PDCAを回す。
- 課題発見・問題解決力:現場の課題を見抜き、根本原因から対策を立てる。
- 意思決定力:限られた情報でも最適な判断を下す。
- 業務改善力:ムダや非効率を見直し、プロセスを最適化する。
- 数値管理/経営感覚:コスト・売上・利益などの基本的な経営指標を理解する。
3. 自分を動かす力(セルフマネジメントスキル)
リーダー自身が安定して成果を出すために必要な力です。
- 自己理解・自己管理:感情コントロールやストレスマネジメント。
- タイムマネジメント:優先順位をつけ、限られた時間を有効に使う。
- 学習力・変化対応力:新しい知識・技術を柔軟に吸収し、変化に適応する。
- 倫理観・責任感:組織の信頼を守る行動を取る。
当校では、人を動かす力・業務を動かす力・自分を動かす力についてしっかり学ぶ研修を実施しています。
